11. Devo – B Stiff
最初の7インチのリリースが1977年って事はもう40年以上続いてるんですね・・・。
クラフトワークとか見ても同じ事思うんですが、気分一新でバンドのイメージを大胆に変えたりコスチュームの方向をカジュアルにしてみたりとか思わないんでしょうか?極めてアメリカ的なコスチュームながらやっている事は非常に繊細で太い信念を持ち続けて活動を続けるバンド「Devo」。アメリカでは生活に溶け込みすぎていて、野球やアメフトの試合に行くと観客の中にエナジードーム(Devoのメンバーがかぶっている赤い帽子)をかぶっている人がいるとかいないとか。アメリカを代表するバンドのアイコンとしてこれからもどんどん精力的に続けていって欲しいバンドです。
Devo – Be Stiff (1978 Stiff)
1978年「イギリスにこんな変なバンドいないだろ」と言わんばかりにUKでリリースされた「Be Stiff」。初期シングル3枚をコンパイルしたこのレコードは名前の如く「Stiff Records」からのリリース。ザラザラと歪みすぎたギター、ところどころに鳴る金属音と空耳する単音ギター、ドラマのセリフのようなボーカル、何処をどうとっても時空の歪みからねじれ出てきたようなバンドは当時明らかに宇宙人扱いされてたと思うんですが・・・。2枚目のシングルにもなっているご存じRolling Stonesのカバー「satisfaction」をイギリスの人はどう思ったか、リリース当時にタイムスリップをしてレコードショップを覗きたいですね・・・。
そんなDevoの数あるリリースの中でも個人的に好きな曲の一つが「Social Fools」(Be Stiff B面に収録)です。一番初めにDevoのカバーだとは知らずにPolysicsバージョンを聴いてまず悶絶。それがDevoのカバーだと分かってオリジナルを聴いて二度悶絶。Newwave=Polysicsというシンプルな頭の中からNewwave,Technoの沼に落ちた瞬間でもありました。
リリースが多すぎて当然網羅してないんですがシングルとか抜け目なく聴いていったらまだ知らぬ名曲があるんじゃないかとエナジードーム被りながら想像する日々・・・。