17. XTC – Black Sea

2020年6月8日

xtccalender
「調べたら出てきたんですがこのカレンダー欲しかった・・・」

XTCを生で見られた方はどれくらいいるのでしょうか?調べてみたら情報が出てきました。

1979年
8/20・21 東京九段会館
8/22    京都京大西部講堂
8/23    大阪御堂会館

当時は8/17に本国イギリスで3rdアルバム「Drums And Wires」がリリース。日本には1st、2ndアルバムしかなくその時点でバリーアンドリュースは脱退していた為、来日ライブであのキーボードを聴く事はできなくてみんな残念だったそうです・・・。 (XTCのメンバーが出てくると学生の女の子達が黄色い声援を送っていた為若干アイドル扱いのようでもあったみたいですが、そこまで人気爆発バンドの来日という雰囲気ではなかったようです)
そして前座はP-Modelという事でその2バンドが同じライブで見れるなんて夢のまた夢のような話ですね。

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XTC – Black Sea (1980 Virgin)

blacksea
「部屋にこのレコード飾ってたら友達に趣味が悪いと言われました」

XTC強化週間という事で今回紹介するのはXTC4枚目のアルバム「Black Sea」です。↑にも書きましたがまずジャケットから異様なオーラが発していますね・・・。
個人的にXTCの中で一番聴くアルバムはこれかもしれません。普遍的なメロディの中から温かみが伝わってくるようになったのはこのアルバムから。ポップはポップでもこれまでのような突拍子もないポップ表現から、距離を狭めて寄り添ってくれるようなメロディになっています。その理由の一つとしてこのアルバムはできるだけライブで表現できるアレンジで構成された事。キーボードやオーバー・ダビングを限りなく少なくし60年代のポップ精神で制作されました。

このアルバムの中で一曲選べと言われればやはり「Tower Of London」でしょうか。曲の頭から質感が60年代を感じますね。(アンディのボーカルが入るとやっぱりXTCになるんですが)あと曲のところどころに入るリフがやっぱりXTC独特のアクセントになってます。こういう細かい部分がXTCのアルバムの統一感を感じさせるのかなと思います。
PVを見るとロンドンのど真ん中で気持ちよさそうに演奏しているメンバーを見る事ができますが、田舎町で育ったバンドがここまで来たのかという感動的な気持ちになりますし、大きな建物の前で動くメンバーの姿を見て少し違和感を感じる事もあったり複雑な気持ちになりました。

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