8. The Moondogs – The John Peel Sessions

2020年3月17日

moondogsband
「アイルランドのバンドは中かが違う・・・」

UndertonesやStiff Little Fingers、このブログでも紹介したProtexといいアイルランドのバンドが持っている雰囲気はアメリカやイギリスとは全く違う特別な何か感じる物があります。その中でもこの「The Moondogs」はアメリカのような陽気な感じとは全く違いUKのような曇りががったようでもなく独特な空気感を持ったパワーポップバンドだと言うのが初めて聴いた時の感想でした。

Protexの時でも触れたようにやはりアイルランドと言えば「Good Vibrations Records」の存在が大きいのは言うまでもなくこのバンドの1st7インチ「She’s nineteen」もGood Vibrationからのリリースです。

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The Moondogs – The John Peel Sessions (2003 Detour)

moondogsjohnpeelsessions

活動歴を見ると1979年~1981年ぐらいでしょうか、北アイルランドが誇るベストパワーポップバンド「The moondogs」。当時のリリースとしては7インチが4枚、アルバムが1枚。曲の良さは言わずものがな素晴らしく同郷のUndertonesにも引けをとらないほどの完成度を誇ります。しっとりした歌声とサビ部分で叫ぶように歌いあげるボーカル、高音でのコーラスはやっぱりかっこいいですね。

そんなこのバンドのベスト音源と言えば2003年にDetourからリリースされた「John Peel Sessions」を選びます。1980年と1981年の2回John Peelに出演した時の音源をまとめた全8曲入りCD。ジョンピールのレコードは他のバンドでもいろいろとリリースされていますが当時リリースされていなく20年経ち正式にリリースされるという珍しさ。あまりに内容が素晴らしすぎる為にDetourがリリースの為に立ち上がったとしか思えない程最高な音源なんです。

中でも1980年に録音された4曲「Schoolgirl Crash」「Who’s Gonna Tell Mary」「Talking In The Canteen」「Roddy’s Gang」は最高の一言。正直Moondogsのレコードはギターの音の線が細く少し物足りなく感じた事(それはそれで良いですが)があったのですがこの音源は音質もバッチリ、特に「Who’s Gonna Tell Mary」のアレンジが元の曲と違っていてめちゃめちゃかっこいいです。10年以上前のリリースという事で廃盤にはなってしまっていますが個人的には編集盤をまだかまだかと待っているバンドの一つでもあります。

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